この記事では、日本の小中高では教えてもらえない英語の発音の裏技をご紹介します。
ここでご紹介するポイントを実践するだけでも、カタカナ英語がかなり「英語らしく」なります。
この記事がオススメな人
- 英語初心者
- 英語っぽい発音になるコツをチャチャっと知りたい
- 発音を勉強したいけど、何から始めたらいいかわからない
- 自分の子どもに英語を覚えてほしい!
超初心者向け 英語の発音 3つの裏技
ここでご紹介するの3つのポイントは100%ネイティブの発音というわけではありませんが、いわゆる「日本のカタカナ英語」よりも、かなり実際の発音に近いです。
多くの人が、実際の発音を教えてもらえないため、「ネイティブの発音を聞き取れないし発音もできない」という状況に陥ってしまいます。
ここでは「カタカナ英語」の誤解を解き、より実際の発音に近く発音できるコツをご紹介します!
trの発音は「チュ」(tree、trip)
英単語にtrが並んでいたらとりあえずチュと発音してみてください。
たとえばtreeなら「チュリ―」、tripなら「チュリップ」です。
もちろん実際の発音が「tr=チュ」というわけではありませんが、「ツリー」や「トリップ」と発音するよりはだいぶ近くなります。
話すスピードや人によりtrの発音には差があるのですが、これを実践するだけでも英語っぽい発音になります!
yourの発音は「ヨー」
yourやyou’reは、もう吹っ切れてヨーと発音してください。
「ユア」や「ヨア」より実際の発音によっぽど近いです!
末尾などのL(エル)は「発音しない」
travelやhospitalのように末尾などにLが来た場合は「ル」とは発音しません。
「チュラヴォー」や「ホスピトー」のように、短めにのばしちゃってください!
さらにもう一つコツをお伝えすると、上記の赤字部分ははっきり発音せずに手を抜きます。
これは実際の発音を聞きながらどれくらいの力加減かを練習してみてください。
さらにステップアップ:th、L、Rの発音
ここからは「なんちゃって発音」ではありません!
日本人にとって難しい「th、L、R」の発音を分かりやすく解説いたします。
thの発音
thの発音は日本語には存在しないので、とても難しいですよね。
よく「歯と歯の間に舌を入れる」と言われますが、そこまで厳密にやらなくても問題ありません!
ポイントは以下の二つです。
- 「上の前歯の下」に舌先をほんのちょっと付ける
- 息を出す or 声を出す
これだけで十分なのです!
息だけで発音するとthingのような音、声を出して発音するとtheseのような音になります。
上記の二つのポイントを押さえて、発音してみてくださいね!
th――息のみで発音する単語
- thing(物)
- throw(投げる)
- through(~を通り抜けて)
th――声を出して発音する単語
- these(これら)
- though(~だけれど)
LとRの発音
Lの発音方法
Lは、舌を上の前歯の裏側(歯茎)につけて発音します。
慣れないうちは、日本語のラ行で発音してもいいかもしれません。
徐々に上の歯茎につける感覚に慣れましょう。
Rの発音
Rは、舌先が口の中のどこにもつかないように、舌を軽く巻き上げて発音します。
舌を巻くのが苦手な人は、まず「舌先がどこにもつかないように」ということを意識してください。
その状態でrightやreadなどを発音すると、自然と舌が巻き上がるかと思います。
Rの発音で重要なのは、Rの発音は日本語には存在しないということを頭に入れておくことです。
そのため、ラ行で代用するとrightなのlightなのか分からなくなってしまいます。
発音が分かると 聞こえてくる音が変わる
この記事でご紹介したポイントのいくつかは、奥の手中の奥の手だったかもしれません。
「tr=チュ」だって結局カタカナじゃん!と思うかもしれません。
ですが、「実際にはこう聞こえる」というポイントを知るだけで、聞こえてくる英語の音が今までと変わります。
聞こえてきた単語がrightでもlightでも、頭では「ライト」と処理していませんか?
英語の発音のコツを知ることで、音に対する意識が変わり英語が聞き取れるようになってきます。
英語が聞き取れるようになれば、発音の改善にもつながるのです。
発音の基本を学ぶのにオススメな本
以下の『やさしい英語の発音』という本は、発音を学ぶのに非常にオススメです。
全ての母音と子音の発音の仕方が、見開き2ページずつで丁寧に解説されています。
また、発音記号や舌の動かし方のイラストもあるので、ゆっくり丁寧に練習することができます。
発音を1音ずつ学ぶことで、単語や文、会話への応用につながりますので、ぜひ挑戦してみてください!