この記事では私が実際におこなった2つの手続きについてご紹介します。
- 確定申告
- 海外転出届を提出
上記の手続きを踏むことで、払いすぎた税金が戻ってきたり節税になったりします。
それでは見ていきましょう!
渡航前の確定申告(税務署)
確定申告をして還付を受けよう
渡航前に税務署で確定申告をしました。
確定申告をすると、払いすぎていた(多く天引きされていた)所得税が返ってくることがあります。
大まかなステップは以下の2つです。
- 退職する会社から源泉徴収票をもらう
- 源泉徴収票を持って税務署に行く
私はある年の3月に正社員として働いた会社を退職してその後、少しアルバイトもしました。
辞めた会社から源泉徴収票がもらえたので、それをアルバイト先に提出します。
そしてアルバイトを辞める時にも源泉徴収票がもらえるので、その源泉徴収票を税務署に提出しました。
つまり、渡航前 最後にもらう源泉徴収票を税務署に提出します。
確定申告の際には管轄の税務署に行って、職員に教えてもらいながら手続きを済ませるので、知識が無くても問題ナシ。
(普通、確定申告の時期というのは決まっているので、イレギュラーな時期に行くと「なんで今なの?」という反応を逐一されて面喰いますが、海外に行くためということを伝えましょう。)
納税管理人の選任→親でOK
私は手続き後、すぐの渡航でした。
海外にいる人の口座に還付はしてもらえないため、「納税管理人」という人を選び、その人の口座に還付金を振り込んでもらわなくてはなりませんでした。
私は納税管理人を母にして、母の銀行口座を伝えました。
ここら辺の決まりについては、事前に電話で問い合わせた時と180度違うことを言われてイラっとしました( 一一)笑 (電話では自分の口座番号を控えて行くように言われた)
電話ではこう言われましたけど…と言ったら食い気味で上記のルールを伝えられさらにイラっ(*´Д`)
というわけで、渡航後、かなり時間がたってから母の口座に還付金が振り込まれていました。
帰国後は納税管理人を解任
帰国後は納税管理人を解任するために、また税務署に行きます。
税務署内にある書類に必要事項を記入して、提出するだけで終わりです。
海外転出届を提出(役所)
海外転出届を出す必要がある?
海外転出届とは、簡単にいうと住民票を抜くイメージです。
どこの市町村にも住所を登録せずに海外に行くような捉え方です。
海外転出届を出すには、役所に行って手続きをします。
市町村によってルールは異なるのですが、1年以上海外に行く場合は海外転出届を出すといったルールになっているようです。
なのでワーホリの場合、出すか出さないのか微妙なラインなんですよね…
私は丸々1年アイルランドにいたかったので提出しました!
そして結果的に学生ビザで滞在延長したので、出しておいて良かったです。
健康保険からの脱退、国民年金の加入資格喪失
海外転出をすると健康保険から脱退の扱いとなり、また国民年金の加入資格を喪失することになります。
つまり、海外にいる間は健康保険料や国民年金の支払いがなくなるわけです。
国民年金を払っていない期間があると将来もらえる年金が減ってしまうので注意が必要です。
また任意加入といって、海外転出をしても年金を払う方法がありますので検討の余地があります。
とはいえ、ワーホリなどで海外で暮らしながら日本で年金を払うのは大変だと思います。
私は歳をとった時にお金をもらうよりも、若いうちにできることにお金をまわしたいという考え方なので任意加入はしませんでした。
(将来のことを全く考えていないわけではございません。(^^; )
おまけ:帰国後の住民票がかっこよくなる
どうでもいい情報なのですが、海外転出届を出して海外に行き、帰国してまた転入すると、住民票の「従前の住所」といった欄に「アイルランド」と記載されます。
どうでもいいのですが、かっこいいですよね(笑)
まとめ:渡航前の手続きで税金対策を
渡航前は以下のことをしました。
- 確定申告
- 海外転出届
確定申告をすることで所得税の還付が受けられ、海外転出届を出すことで毎月払う保険などの支払いがなくなります。
海外転出届は出すがどうか迷うかもしれませんが、検討してみてくださいね^^
それではSlán go foill!